定義
アジャイル開発で作業項目を本当に「完了」と判定するための明確な基準。
この概念を理解する
完了の定義(DoD)は、アジャイル開発において、作業項目が本当に「完了」したかを判定するための明確な基準リストです。チーム間で「完了」の理解が一致しない問題を解消し、「コードは書き終えたがテストしていない」「機能開発は終わったが統合されていない」といった曖昧な状態を防ぎます。ユーザーストーリーの受け入れ基準とは異なり、DoDはすべての作業項目に適用されるチーム共通の要件で、通常、コーディング、テスト、ドキュメント作成、統合などの工程が含まれます。その成果物はチームの合意に基づく完了チェックリストであり、納品品質を確保します。
ビジネスシーンの例
スプリント計画会議でチームがDoDを共同で定めます。たとえば、「コードレビュー済み、単体テスト合格、統合テスト合格、文書更新済み」などです。開発者がユーザーストーリーの完了を申告したら、DoDの各項目を照合し、すべて満たした場合にのみ完了とします。これにより「完了」の曖昧さをなくし、成果物の品質を高め、手戻りを減らせます。