定義
ライフサイクルが終了し、再取引不可となった品目番号。「陳腐化品(Obsolete)」の取引権限とは異なるため、両者に「廃止」という用語を混用しないでください。
この概念を理解する
廃棄品(Retired)とは、ライフサイクルが終了し、取引できなくなった品目番号を指します。たとえば、生産終了となり、販売も終了した製品です。在庫・製品管理における「死蔵在庫」の問題に対処し、これらの品目番号を販売や購買に再利用できないことを明確にして、誤使用を防ぎます。陳腐化品(Obsolete)との違いは取引権限にあります。廃棄品は市場から完全に退出する一方、陳腐化品は引き続き取引できます。管理体系では、廃棄品は通常、使用可能在庫から除外され、廃棄処理フローに移されて、廃棄リストや処分記録が作成されます。
ビジネスシーンの例
ある電子工場では、旧型製品が生産終了から3年経過し、残った部材と完成品は販売できなくなり、廃棄品として表示されました。システム上で販売可能在庫から除外し、需要予測や補充の対象外とし、会計上は資産の減損処理を行いました。これにより、在庫データが実態より膨らむのを防ぎ、廃棄品を誤って顧客に出荷することも防止しました。