定義
プロジェクト憲章では、コスト、時間、パフォーマンスの3項目をそれぞれ「最も柔軟性が低い / 中間 / 最も柔軟性が高い」の順に並べる(カードとルールパッケージでは「柔軟性マトリクス」に統一)。同順位は禁止——順位付けされていないのと同じ。
この概念を理解する
柔軟性マトリクスは、3つのうち1つを犠牲にしなければならないとき、どれを先に犠牲にするかという問いに答えます。コスト、時間、パフォーマンスからそれぞれ1段階を選び、各行・各列のチェックは1つだけにします。原文では、同点を認めないことが明記されています。同点を許すマトリクスでは、実際にトレードオフが必要なときに答えが出せないためです。発起人17が尋ねた第2問「最も柔軟性を欠く制約は何か」は、このマトリクスについて尋ねています。
ビジネスシーンの例
コンサルティングプロジェクトの最終提出日は厳守すべき期限なので、時間は「最も柔軟性が低い」を選ぶ。コンサルティング費用はかからないが、工数に上限があるため、コストは「中程度」を選ぶ。タスクブックに範囲を時間優先で並べられると明記されているため、パフォーマンスは「最も柔軟性が高い」を選ぶ。システム判定は合格となる。時間とコストを両方とも「最も柔軟性が低い」にすると、「同順位は優先順位づけがないのと同じ」と判定される。