定義
現地とは実際の場所、現物とは実際の物を指します。現場に赴いて自分の目で確認し、状況を徹底的に理解します。
この概念を理解する
現地現物(Genchi Genbutsu)とは「現場に赴き、実物を見る」という意味で、トヨタ生産方式の中核原則の一つです。管理者が問題の発生場所に自ら赴き、実際の物、プロセス、データを観察して、状況を徹底的に理解することを求めます。報告書や間接情報に頼るのに比べ、現地現物は実態を明らかにし、誤解を防ぎます。リーン体系では、リーダーシップ研修の重要な内容であり、「現場」の概念を補完します。通常、その成果は事実に基づく深い洞察であり、意思決定の根拠となります。
ビジネスシーンの例
製品開発チームが新しい設備を設計する際、エンジニアが自ら顧客の現場を訪れて設備の使用状況を観察し、作業者が頻繁にかがんで材料を取っていることに気づきました。それに基づいて設備の高さと材料の位置を調整し、人間工学的な使いやすさを高めました。現地現物によって、チームは設計の着想を得ました。