定義
変革の中長期的な方向を示す少数の指標(通常は品質、納期、コストまたは生産性、人を対象とする)。改善が正しい方向へ積み重なっているかを判断するために用い、月ごとの評価点としては扱わない。公刊書籍に基づくものであり、教材上の定義ではない。
この概念を理解する
真北指標が答えるのは「長期的にどこへ向かうのか」である。数は少なく、何年も変わらず、求められる改善幅はやり方を変えなければ達成できないほど大きい。たとえば、欠陥を半減させる、納期を従来の一部にまで短縮する、といった目標である。コアバリュードライバー指標と重なる部分はあるが、重点は異なる。コアバリュードライバー指標は共通のスコアカードと年度目標の基準であり、真北指標は変革の方向を示す羅針盤である。両者を別々に設定して、互いに矛盾させてはならない。
ビジネスシーンの例
変革初年度、工場は真北指標を外部不良率、納期遵守率、在庫回転率、従業員離職率の4項目と定め、月次点検会の1ページ目に掲載した。年央、ある改善プロジェクトが単月利益を見栄えよくした一方で在庫を増やしたため、真北の方向性に照らして中止された。