定義
同じバリューストリームも、1回改善したら終わりではなく、何度も繰り返し改善します。著作では経験則として約5ラウンド、各ラウンド6~18か月とされており、この想定では約2.5~7.5年です。また、著作の事例では最初の2年半で5ラウンドを完了しており、あくまで経験値です。公開出版物に基づくもので、教材としての基準ではありません。
この概念を理解する
第1ラウンドの改善では、最も目立つムダを取り除きます。そこで明らかになった次の層の問題は、次のラウンドで解決する必要があります。1ラウンドだけ実施して次のバリューストリームに移ると、改善は表面的なところで止まり、徐々に元に戻ります。5回の法則は、導入計画を年単位で策定し、各ラウンドで現状図を描き直して目標を再設定することを示しています。5回という回数と6~18か月という期間はいずれも経験上の目安であり、ルール上のしきい値ではありません。計画に記載する際は、顧客ごとに調整するパラメーターとして扱ってください。
ビジネスシーンの例
ある生産ラインでは、初年度の改善ウィークを通じてリードタイムを20日から8日に短縮し、チームは他の生産ラインに移る予定だった。推進責任者は第2ラウンドを設定した。現状図を描き直すと、待ち時間の大半が受入検査に移っていることが分かったため、第2ラウンドではサプライヤー品質とカンバンに重点を置き、2年目にリードタイムをさらに3日に短縮した。