定義
データで表す、プロセスの実際の能力とパフォーマンスを示す「プロセスの声」。
この概念を理解する
プロセスの声(VOP)とは、データを用いてプロセスの実際の能力とパフォーマンスを示す概念で、顧客の声(VOC)に対比されます。アイデア創出の講座における「VOP」は製品の声(Voice of Product)を指し、別の意味なので区別してください。組織がプロセスの実態を把握し、変動やムダを特定するのに役立ちます。VOPとVOCを組み合わせることで、プロセスが顧客ニーズを満たしているかを判断できます。VOPは通常、統計的工程管理(SPC)などのツールで定量化します。VOPの出力には、プロセス能力指数(Cpk。DBSではCpは認定プラクティショナーのみを指し、統計量の略称としては使用しません)、欠陥率などのデータが含まれます。
ビジネスシーンの例
ある工場では、製品寸法のばらつきが大きいと顧客から苦情が寄せられています。品質チームが生産データを収集し、工程能力指数を計算したところ、Cpkは1.0未満であり、工程能力が不足していることが分かりました。VOPデータを分析した結果、設備の摩耗が特定され、予防保全を実施しました。改善後、Cpkは1.33まで向上し、顧客からの苦情も減少しました。VOPは問題解決に客観的な根拠を提供しました。