定義
全従業員を対象とし、条件を設けずに人材分布と社内後継者の状況を俯瞰するプロセス。それと組み合わせる組織レビューでは、戦略施策ごとに各機能部門の実行能力を評価する。
この概念を理解する
人材レビュー(Talent Review)は、人材プールと後継者育成の状況を定期的に評価し、育成ニーズと重要ポジションのリスクを特定するプロセスです。人材パイプラインの断絶に対処し、重要ポジションに適格な後継者を確保します。業績評価とは異なり、長期的な潜在能力と職務との適合性をより重視します。一次資料では全従業員を対象とするプロセス(参加要件なし)で、5段階の階層的な報告を経て、階層・職能別の人材ブリッジ(ファネルの増減表)を作成します。これと対になる組織レビューでは、戦略施策ごとに各職能の能力を評価し、3色の能力マトリックスと最上位2層の後継者計画を作成します。
ビジネスシーンの例
ある多国籍グループでは、毎年タレントレビュー会議を開催し、各事業部門の責任者が重要ポジションの現任者の実績と後継者の準備状況を報告する。レビューの結果、ある地域の営業ディレクターがまもなく退職する一方で、後継者はまだ十分に育っていないことが判明した。そこで成長加速計画を策定し、後継者に戦略プロジェクトへの参加機会を与え、メンターを配置した。同時期に行われた組織レビューでは、このギャップを赤マスで示し、対策を紐付けた。