定義
製品またはサービスの需要から納入までのモノの流れと情報の流れを1枚の図に描き、現状図でムダを明らかにし、将来状態図で次の改善の方向性を定義する方法。
この概念を理解する
価値流マッピングはリーン変革における分析ツールであり、「リーン変革の基礎」コースそのものではありません。端から端までの価値流を範囲として、サイクルタイム、待ち時間、在庫、情報による起動、顧客taktを記録し、まず実際の現状を描き、次に流れ、プル、taktの原則を満たす将来状態を設計します。フローチャートは手順の順序だけを記述しますが、VSMでは時間、在庫、情報の制御方式も示す必要があるため、局所最適化では見えないシステム全体の待ち時間を明らかにできます。
ビジネスシーンの例
ある工場の納入リードタイムは20日ですが、実際の加工時間は2時間にも満たない状態です。チームは製品ファミリーに沿って出荷側から供給側へ逆向きにたどり、現状VSMを作成しました。その結果、時間の大半が3か所でのロット待ちと、計画情報の度重なる確認に費やされていることが分かりました。将来状態図では、2区間を連続フローに変更し、残りの工程はかんばんで引き取り、改善プロジェクト、責任者、完了時期をアクションプランに記載しました。