定義
安定したプロセスとは、所定の規格範囲内で適合結果を継続的に生み出す固有の能力です。プロセス分布のばらつき、中心位置、顧客規格を同時に考慮する必要があります。
この概念を理解する
工程能力とは管理上の判断であり、CpkやCpなどの指数はそれを定量化する方法にすぎません。能力を計算する前に、測定システムの信頼性、工程が統計的管理状態にあること、正しい規格限界を使用していることを確認しなければなりません。そうでなければ、見栄えのよい指数にも意味はありません。Cpはばらつきと規格幅を比較するだけですが、Cpkは中心のずれも考慮します。したがって、「工程能力」をCpkの同義語として直接使うことはできず、管理限界を規格限界の代わりに使うこともできません。
ビジネスシーンの例
ある寸法の全サンプルが一時的に規格内に収まっていましたが、管理図では工程平均が継続的にドリフトしていることが示されました。チームはまず特殊原因を取り除き、測定器が安定していることを確認してから、CpとCpkを算出しました。結果は、ばらつきは十分小さいものの、中心が上限側に偏っていることを示していました。そこで、より高精度な設備を購入するのではなく、まず中心を調整し、その後、新たな安定データを用いて工程能力を再確認しました。